2011年5月14日土曜日

今日の仕事

今日は社協センターがお休みで数日前から、この塩竃ベースのボランティアの方々をどうしようかと悩んでいたのです。 そのために数日前から町の中心部や塩竃港から津波の入った家屋や人の動きを見て声をかけ、港のまん前のお店で女の方が働いていたので声をかけると若い社長に紹介され、最初は怪訝な顔をされていたのだが、説明をすると少し信用をいただいたようで、土曜日5人派遣して欲しいと言われ、1件確保。 
次に町の中の小さな酒屋さんを見つけ声をかけるとその家のお母さんが少し困っているらしく仕事がとれそうになり、息子さんに相談した後に連絡すると返事をいただき、結果酒屋さんの2つの倉庫の清掃と整理のお仕事をゲット。 その結果土曜日は3箇所と塩竃ベースの室内清掃で4チームを組み27名を分散して仕事を始めた。 今日も結構よい仕事をこなしました。『いな長』さんは台所の外の壁だけ望んでおられたようだが、その後は内部の食器の洗いや、壁、そして外壁まで、最終的にはお店のガラスの面までやらせていただき、彼らの仕事を認めていただいたようです。 その後月曜日には再度5人ほどの派遣をいただきたいと希望されたようです。 多分信用していただいたおかげだと思います。
酒屋さんの倉庫もヘドロを出し、狭い周囲の汚れ、ガレキを出しと、もうひとつの大きな倉庫は砂っぽかったので倉庫の床に水を流し、磨いて田園調布からご支援でいただいた高圧洗浄機が大活躍で、家屋の上から下まで洗い、最後はお店のシャッターを流しました。その仕事と平行して多くの女性陣を投入し、津波で汚れたたくさんのビンの洗浄、廃棄をし、夕方5時まで働きずめで活躍したと思います。 その家の若奥さんと子供はいつも一緒で私どもの仕事を見てくださいました。ここでも3人のご家族に本当に喜んでいただけたのがボランティアの明日の励みになったと思います。 今日は時間外にずいぶん働いてくださったボランティアの方々に感謝しています。写真を撮りたかったのですが仕事をしたり、車を運転したり、私にとっても今日は本当に充実していました。 少し疲れています。




上はグーぐルアースからの写真です。この七ヶ浜の写真で震災の写真を早く伝えようとグーグル社のおかげで震災後の写真がいち早くUPされ高精細画像で見ることができます。


この写真は七ヶ浜港の前の家屋で鉄骨を残して外板は剥がされ、哀れなシーンを見せています。しかし多くの家屋が津波に押し流され跡形もなくなってしまった中で少し残っていますが再度使うことは難しいのではないかと感じています。


真逆さまに横転した軽自動車が水田の中に残されていた。あまりこのようなシーンを見ることは平常無いのだが、今回の津波はいろいろな現象を被災地に残している。




個人住宅の外板を剥がしとられ内部の財産まで容赦なく持ち去られた。この七ヶ浜は倒壊家屋にはまったくのひと気がなく静かにたたずんでいる。あまりにもひどいシーンがいたるところで見られ津波のパワーにはまったく抵抗することができなかったようだ。



これは住民の方ではないだろう、復興の作業として始まった電柱や水道のチェック、ガスのチェックのための作業員のかたらしい。 ゆっくりとだが復興の歩みは始まっていた。



この港のあちこちで、不思議なシーンをいろいろ見つけた。上は津波がまるで渦を巻いたのだろうか、いろいろなボートが電柱だろうか、巻きつき考えられないシーンを作っている。



これも不思議な光景だが屋根の上に見事に安定した場所を見つけた漁船が屋根の上に鎮座していた。津波が押し流した漁船が運よく屋根の真ん中に来たときに津波の高さがなくなったのだろう。


今回も大活躍をなさっている、警察官たちだろう、田んぼのあぜ道を歩いておられるのを見つけた。この震災では自衛隊、警察官、消防士等が大いに活躍されているのが目立っている。感謝だ。

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