2011年5月22日日曜日

釜石漁港の惨状



上は釜石港の地図でこの河口が津波の遡上を容易にして市街地に多大な浸水をもたらしたようだ。あれだけ大きな幅の津波が一気に湾の狭い部分に押し寄せてくるので耐えることは不可能なようだ。 今後の対策をどうするかも大きな課題だろう。


ごらんのように鉄筋コンクリートの建造物の多くは残っているが津波の浸水は逃れることができず、そのパワーに押されてガラスもほとんどが破壊されてしまっている。




面白いシーンだどれくらいの高さだろう鉄骨の構造物が天を仰ぎ、水はその上を覆い、それから流れ着いたボートがひかかったようだ。 普段なら決して起こらないシーンだが。


今回の東日本大震災で多く見られたシーンで運転席に空気が入り浮力をつけ、重いエンジンが前についているのでお尻をあげて浮遊した自動車が水が引いたとたんな変な格好でいろいろなところにとまってしまった。


大きな工場であろうが関係なく津波は襲い被害を拡大させた。破壊されなかった工場も上が倉庫なら何か残ったであろうが1階のすべては水につかり機械類はほとんどが使えなくなったと想像するに難しくない。


土台の広い鉄筋コンクリートは比較的多く生き残っているようだ。しかし海水が浸入した家屋はその清掃に多大な能力を求められる。 清掃して使えるのならまだよいほうだろう。


小型漁船やボートはいたるところに散乱していた。、港が近いために、あれだけの津波の濁流が次々と内陸に向かって押し寄せてくるのは身の毛がよだつおもいだ。


鉄筋がたくさん入り設計された耐震性の建物は結果的に津波にも負けない強度を証明したようだ。
今後の設計に生かしてほしい経験だと思う。 同時に大切な設備も2階以上の高いところに設置することがよいのかもしれない。


この写真は上にあるボートの写真の後ろから取ったものでボートは見にくいがこのような格好で台の上に置き去りにされてしまった。

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