2011年5月20日金曜日

石巻港周辺の惨状

昨晩から東京に来ています。 少しボランティアを啓蒙しなければいけないかと、考え、サレジオ会の調布神学院で話す予定です。 若い人が気がつき一人でも参加してくれたらよいと考え、話をしたいと考えています。


これは石巻港の岸壁に打ち上げられた巨大なオイルタンクで衛星写真でも確認ができるサイズです。 このようなオイルタンクが海面に油を流出させそれに引火した火が2日間この石巻港でも燃えたらしい。 それで中学校の校舎が真っ黒だった理由が理解できた。


大きな港の一角に取り残された1棟の事務所か?見渡す限り瓦礫の山で2ヶ月経っても瓦礫の整理があまりできていないのが石巻と感じた。それだけ被災が大きく重機類の投入が遅れているのだろう。


港の近くのマンホールの周囲が地盤沈下を起こしマンホールの頭が飛び出してしまった。落ちた分海水もたまりぬけきれていない。夏が近ずくに従い、このような水溜りは蚊の発生の原因になるので心配だろう。


水産業者の事務所だろうか1階はめちゃくちゃで2階はすべて流し去られたのかも知れない窓ガラスはすべてなくなっている。 このようなひどい惨状のビルが港周辺にごろごろしていた。


みなと近辺はこのような水がたまりは車を運転するとき心配だ。 同時にこのあたりから排出された魚が腐り、悪臭を発してその流れ出た廃液と水が混ざり、耐えられない臭気を回りに発している。


道路のグリーンベルトの松の間にこのようなオイルタンク?が変形して置き去られていた。これを撤去するのに大きなクレーン車が必要だろう。 あるいは切断してスクラップか? 


何のタンクか定かではないが、津波に持ち上げられ、もう少しで移動を始めたようだ。運良く引っかかり、敷地内に放置された。


漁港では陸に上がった漁船をいくつでも見ることができる。 かなりの大型漁船で、たぶん遠洋漁業に使われたのではないだろうか?

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