2011年5月16日月曜日

七ヶ浜の現状 それでも着実に整理されている。


まるで現代彫刻のように電柱の周りであろうか、渦を巻いた水におされ、奇妙な形で漁港の電柱に残った。 後ろの魚市場だろうか?窓枠を残してほぼ壊れてしまった。


きれいな松林があったあろうか、しかし数本を除いて津波に松ノ木の途中から引きちぎられてしまった。手前の土台を残した家屋もまったく何も残っていなかった。


定かではないが、まだあきらめることなく現場で活躍する警察官だろう、ガレキの飛散した水田の中で見つけたので撮影した。


足の踏み場も無いくらいそこらじゅう、一面に水田の中に叩き込まれたガレキの処分はそのようにするのだろうか興味がわいている。



住宅のあとか水田か分からないが、見渡す限りすごい種類のガレキが見事散乱して、まだ引ききれない海水も逃げ場を失って水田にたまっていた。U字溝が写っているのも判断を難しくする。


海から入ってきた巨大津波はまず海岸の住宅やガソリンスタンド何も区別することなく一気に押し流し、陸地の内部に向かって押しあがった。


この家もすごい惨状で、昨日連れて行ったフィリッピンのグループはここに着くなり、涙を流して祈ってくれたのには感激だった。やはり人々は人種に関係なく惨状を見ると心を痛めてくれていることを実感した。 まるでガレキと同時に自分の車庫のようにそれも真横に突っ込んでいたのに驚き。



この七ヶ浜の三階建てアパートの3階軒先まで津波が来たと地元の方が教えてくれた。1階3mで空間を取り、高さ約10m以上は津波が襲ったようだ。 ここの住民はこの上の高台に逃れ津波の入ってくるのを上から見ていたそうだ。

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