2012年5月28日月曜日

波板観光ホテルの再開に向けてのお手伝いをしました


このホテルは大槌町の少し奥にある、国道沿いのホテルで、海のすぐそばにある風光明媚な場所に建っているが今回の津波では海のそばが災いして1,2階を打ち抜かれ現在に至るまで復興はしていない。 
今回はその波板観光ホテルの復興を決意されたオーナーが全国からこられたボランティア方の後押しを受け、県と国の援助が決まったらしく来年の3月の再開に向かって動き出すことを総支配人の口をかりてお話しされた。 土曜日で福井県から一晩かけてこられたボランティアさん方20名とその他地元や自分たちカリタスのグループを含めて50人ほどでお手伝いをした。 NHKのテレビも取材をして朝10時から午後2時まで撮影をしていた。 思った以上に仕事が進み計画通りに当日は終了した。 特に屋上にある元従業員の仕事場らしく、そこの整理そしてそれに付随している倉庫等のいらない物の廃棄処分をお手伝いした。 それが終わると内部の仕事に入ることを発表された。
思った以上に大きなホテルで、以前からこの海は変わった波ができるなーと見ていたところで、 実はこの海岸はサーフィンのメッカだそうだ。


今回お手伝いをした廃棄処分の品々、屋上やキチンから運ぶのは結構きついのだが、皆さんボランティアする事に専念しておられたので仕事がはかどった。


2階のロビーに当たる部分は完全に打ち抜かれ、以前はガレキが飛散して、再開は諦めておられたと昨日のお話で伺うほど、ダメージが大きいホテルだった。


ロビーの外のベランダは小さな庭園があり黄色の珍しいサルビアが満開だった。景色は最高で、お手伝いをしなければこのような景色は見ることができなかっただろう。


海側を見た景色で、下では防波堤の修理が行われていた。 津波の威力は凄まじくベランダやロビーの鉄筋部分も完全になくなっていた。



この写真はベランダから眺めてメインの宿泊棟で内部も綺麗なホテルで、仮に設置されたプラスティックの入った窓は完全に津波で壊された部分だ。


ゲランダしたの建物は多分んホテルの厨房や倉庫になっていたようだが、津波に完全に破壊された姿を晒していた。 話だと津波の高さは20mを越していたと伺った。


被害を受けなかった 客室は健在で、綺麗な状態で保たれていたので、できればボランティアが止まりながらお手伝いができるともっと早く進むだろうと感じている。


風雨と潮風に晒された仮設の建物の痛みは激しくほとんどが廃棄処分となった。


屋上からの眺めは最高で、元お客さんたちも再開されることを心から望んでいることだろう
ここにも砂浜があったらしく、写真でも海面の下に砂浜らしきものが写っているのだが、地盤沈下が激しく、ご覧のように海面下だ。


屋上から見た新館だろうか、綺麗な宿泊棟が準備されている。


最後に総支配人が感謝の言葉を述べてくださった。 カリタスも近くなので今後共何か力が必要なときはお手伝いをしますと伝えてきました。


NHKが最初から最後まで入りその再開の仕事を取材していました。 小さなことだが復興に向けて動き出したひとつのプロジェクトです。

0 件のコメント:

コメントを投稿