2013年8月14日水曜日

20110518 石巻市街地の被害12


正面は学校だと思います。裏手に山が迫っていますので、被災時には後ろに逃げれば難は免れたと推測できます。 しかし学校は前が大きいので津波が容易に押し寄せたと思います。 まえの住宅街は大きなダメージを受けていました。


その後この建物はいち早く避難場所となり、その後仮設住宅も前にできたと思います。


この建物は石巻自治体の建物だったと記憶しています。やはり鉄筋コンクリートの建物は柱も壁も床もほとんどが鉄筋の入ったコンクリート漬けですから強いです。


簡単に出来るご覧の鉄骨コンクリートはプレキャスト方式で作った、軽い外壁パネルを簡単に取り付けているのでいざ、万が一の災害の時は耐えることができませんね。


港か河口に係留してあったクルーザーも縄が切断され内陸部まで津波と一緒に流されて入って来ています。エンジンなどもガレキに揉まれているので切断されたり、破壊されたりしたものが多かったと思います。


市街地で住宅の流されたところは一気に住宅が壊れ津波がパワーを増し、そのがれきを押し流して行ったので一気に空間ができてしまいました。


奥は稲佐山でこちらは川向こうの対岸になります。ここ特に川沿いの被害は甚大で川から遠くなるほど津波の威力が減少し被害が小さくなっています。


近郊にある重機は緊急で被災地に持ち込まれ、道路の整理、ガレキの撤去に活躍します。 このような機械がないと仕事は人海戦術ではどうにもなりません。



運良く助かった住宅や家屋もご覧のように土台から外され傾いて自分の敷地から移動させられていました。建築費のあまり出せなかった建造物、古い建物は大きなダメージを受けていました。


まえの建物は屋根の瓦が外されていますので津波はがれきを運びながらそれらの障害物が建物を傷つけ破壊してゆきました。

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