2013年9月9日月曜日

20110616 女川被災3


女川港です。港のすぐ近くですから津波が入ったとき、一気に襲われた建物でしょう。 鉄骨コンクリートですから柱はなんとか持ちこたえたようですが、外壁はパネルの貼り合わせで、軽量化を図っていますから強度がどうしても疎かになりますね。


これも港のすぐそばにあった作業所でしょう、一気の津波で簡単に押しつぶされたようで鉄骨がみえていますね。 それとも小さな船のドックかな? 足の組み方を見るとドックのクレーンのようにも見えます。



港の桟橋に打ち上げられたタンク、税務署のランチの燃料かな? いずれにしてもパイプが外れ流されて桟橋に打ち上がっていたタンクです。


手前のビルは外壁が皆なくなり鉄骨した残っていません。 女川は入江の中の港で外洋はほとんど見えません入口が狭く湾内が広がり港になっています。200kmの長い津波が狭い入口に一気に押し込み津波の勢いを増幅したのでしょうか? 高さは15mから20m程になったのかもしれません。


最初に女川に入るとこのへんなビルを見つけます。これはおかしな格好をした、横転したビルで撮影班がビデオを回していました。 ここが土台の床面です。 土中に打ち込まれたパイルが津波の勢いで土台から抜けて横転を強いられたビルです。


右側が最初は『何に、これ!』ようやくジグザグをたどると非常階段が分かり、なんだこれはビルがひっくり返ってしまったのだなーと理解できます。それも四階建てのビルです。


手前は外壁を全部剥ぎ取られた鉄骨だけのビル。 小さな漁村に、それも港に密集してビルが立ち並ぶ原発太りの地方の小さな町です。 奥は自治体の建物?


この写真は、女川病院があの高台にあるのです。 現在はこの駐車場にゆくと女川漁港が一望でき、町を見ることのできる見晴らし台です。 しかし震災の当日はこの女川病院の1階まで津波が押し寄せたらしいです。津波で一人亡くなられたそうです。


横転したビルの横の真新しいビルも1,2階とも被災して窓サッシが全てなくなっています。 女川では4階建のビルが水没していますからこのビルも水没したと思います。


横転したビルの床下を見る、大変珍しい写真です。 昨年10月終わりに女川を通過した時にはまだ横転したビルはそのまま残っていました。取り壊すか残すか決めかねていると推測します。

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