2013年3月12日火曜日

気仙沼の水産加工工場と唐丹町の被災


このスケッチも気仙沼の水産加工場だろう。阿部長商店と看板をみた
上までトラックで入れるような設計だが津波は2階まで侵入し破壊したと見られる。


3年目に今日から入るが3年でどれくらい変化するだろうか。 行政は早く被災者が働ける環境、アイディアを出さないと住民が離れてゆき過疎化が増大するのは見えている。

コラムで紹介している以外に、ぜひそろえたい防災グッズは?
私たちがそのほかに奨励している防災グッズとしては、「ラジオ」「携帯トイレ」「液体歯磨き」などがあります。電池式や充電式の「ラジオ」は電気が止まってしまった被災地で、自ら正確な情報を入手するのにとても重要です。充電式でなければ交換用の電池もしっかり用意しておくことを忘れずに。

次に、「携帯トイレ」ですが、これもマンションなど災害後も自宅にとどまり避難生活をしなければならない場合に、とても重要で、流す水がなくなってしまったり、配管や下水管が断裂して排泄物や水を流せなくなった場合に必需品となります。できるだけ多く備えておきたいグッズです。ちなみに私は4人家族ですが50個近く用意しています。

最後に「液体歯磨き」ですが、これも被災生活での必需品といえます。災害後、水道が止まってしまった被災地では普段できている歯磨きができなくなります。
口の中の衛生を保つということは、肺炎などの病気を防ぐ効果を高めますので、病院が機能しなくなる被災地では、病気予防のグッズとして、液体歯磨きを家族に1本以上は用意しておくことをお勧めします。(NHK)


これは唐丹湾の前にある小さい集落、唐丹町


小さな半島を回り込んだ、釜石の隣の小さな漁村だ。 船着場はガレキが散乱していた。
トンネルを抜けると明るい小さな漁港だ。 テレビでも取り上げられていた世界一高い防波堤があるとは入るまで知らなかった。


トンネルを抜けると視界が開け水産加工のための小屋がつながっていたがご覧のように外壁や窓は皆破壊サレガレキがしたに集まっていた。 ご覧のように津波は湾を半周し行き場がないので一気に陸に向かい建物を壊した。


これは漁港の前にある施設だ。 高台にあるのは漁業組合と消防車の入る車庫だが、そこまで津波はお仕上げてきた。高さはどれくらいだろうか?15m程か


漁港んぼ岸壁に引き波で落下寸前で止まった樹木やガレキが船着場に止まっていた。


これは下から撮影した高台の建物だ。 建物の2つの開口部に消防車が入っていたらしい。 津波はその1階の軒先まで侵入した。前に植えられた桜の樹も途中まで津波をかぶった。


海中まで引きずり込まれそうになった建造物の残骸だ。 これだけのものを引きずり込む津波の引き波はパワフルだ。


ここは海抜0mの集落。 そのために巨大な堤防で守られていたが。集落は壊滅した。 まるでゴミ箱だ。 巨大なコンクリートのブロックも移動せられた津波のパワーを感じた。


高台に陣取った集落はほとんど助かった。 低地の部分はゴミ箱のようにがれきになり、数件は助かったがほとんど土台から遊離してのゴミ箱のような低地に取り残された。


巨大な堤防は多分最初の地震の振動でジョイントが外れ、津波の侵入と堤防の破壊を助けたようだ。 壊滅した低地に残された数建。 


高台の最初の列はやられた家屋が多かった。 ここも家屋がなくなってしまった。


ここは湾状になった先端部の家屋、これは津波の勢いがついて2階まで破壊した。


高台の2列目の山門は屋根を少し壊されて、足元を救われ倒壊した。 運良く瓦が落下しなかったので翌年復興した。


破壊し尽くされた低地の集落
まるでゴミ箱のように凄まじい。


運良く破壊を免れた2階建の住宅。
昨年スケッチをしたときはすでにこの場所は更地となっていた。

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