2012年1月22日日曜日


20120120 陸前高田で見つけたカワセミ

ここ陸前高田の復興の変化を撮影していたら、聞きなれた鳥の鳴き声がした『カワセミ』がいるなと直感した。
傍に汚い水の濁った小川が流れていた。 ここにいるなと感じ少し探してみた。 人の気配を察してか飛んでいる姿を見つけた。 その後見失った。
陸前高田でまだ残っている海辺のアパートだ。この被害はすさまじく、海に面している1棟は津波が4階まで襲った爪あとがまだ取り残されている。どのような被害か周囲を見て回る。アスファルトで舗装された裏庭の駐車場のアスファルトはめくれ返り、折り重なっていて、アパートから流されて出てきた畳やテレビの残骸あらゆるものが散乱している。
入り口が開いていた一軒の家を覗き、撮影させてもらう。 海から一気に押し込まれた家はすさまじいもので、家財道具はほとんど残っておらず、畳はめくれて床は傷だらけ、丸太が流れ込んだ家やほとんどの家は窓がなくサッシやベランダの手すりは引きちぎれていたり、押し曲げられ、散々な格好をしていて、以前から気になっていた家屋の一つだ。
帰り際にまた『カワセミ』の鳴き声をきいた。 近くにいるなで周囲をそっと見渡し、いそうなところを探した10mほど向こうの葦に止まっている『カワセミ』見つけた。川面を見つめ狙い済ましている、集中しているポーズだ。 すぐ最大にズームレンズを伸ばし狙った。
次の瞬間一気に飛び込んだ。 カメラは連写が出来ず、駒撮りで写す。水面にしぶきが上がり、撮れたか定かではないが、何枚か無意識で撮影した。飛び出した瞬間、そして近場の止まり木を探す習性があるので、撮影を継続。 望遠が欲しい。と後悔する。
しかし結果はそれなりに撮影が出来ていた。


カワセミ狙った獲物はあまり逃さない。これも見事小魚をしとめていた。 人間が見ると茶色く濁った川の水だったが、小魚を捕らえ、これから丸呑みをするようだ。(最後の写真) これは鉄橋の麓の台にのり危険を感じなければここで丸呑み・・・


葦の1本に止まり水面を伺っている。 視力が非常に高いのだろう。水面の魚の動きを観察しているようだ。


『カワセミ』スズメより少し大きく特徴のある鳴き方をするので、習性を知っている人なら見つけやすい。しかし鳥の観察は根気がいる。 これは偶然に捕らえた短時間での記録だ。


これもナイスショットで、獲物を見つけ一直線に水面にダイブ! もう少しレンズの性能が良いと綺麗なショットがゲットできるのだが。


次の瞬間も指先が動き、カワセミのダイビングを捕らえている、 石垣の中の瑠璃色が見えるだろうか?羽を折ってダイビング中


カワセミが水面に飛び込んだ瞬間だ。水滴が激しくジャンプ。あまりうまく捕らえきれない瞬間


次は魚を捕らえて元気よく水を切り飛び上がる瞬間が捉えられた。 カワセミの凄さは水面から飛び上がるときの強さが凄いといつも感じる。


通常は近場に飛び上がる台か小枝その他止まるものがある場所でカワセミは仕事をしている。
止まりの場所に帰還中のカワセミの飛翔姿。


周囲を観察しながら安全であればこの場で獲物を丸呑みにするのが習性だ。

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