2011年6月26日日曜日

今回の東日本大震災で学んで欲しいこと

先日、サレジオ会の管区長館の神父様方(5名)を石巻に連れて行ったとき、すでに書いたが、当日は快晴で石巻に入ったとき霧が出ていた、濃霧ではないが、海に近いから出ても当たり前と感じていた。しかし結果は違っていた。
先日は台風崩れで数日雨が降った。 その後いつもの通り被災した住宅街に入った。そのヘドロ周辺から何か蒸気みたいなものが上がっている。 住宅の周りのヘドロで色の変わった場所から湯気が出ている。何かおかしい。 異臭が鼻を突く、たまらない匂いだ。あわてて全員にマスクを配る。それでもたまらない。(20分と耐えられない) 周囲を見るとあらゆるところから蒸気が出ている。 
石巻に来るたびに巨大なクレーンが気になっていた。 それが霧でかすんでいる。おまけに少し色がついているようだ。 初めてそれはヘドロからあがる蒸気が集まって今朝見えた霧の原因が分かった。同時にその霧は港や大きな工場の敷地からも当然上がってクレーンを隠し始め、一時はクレーンが見えなくなった。 この現象に気がついてくれる人がいるだろうか? メディアはいかがだろう。
その後石巻に行くたびにこの現象は見ていない。風が強かったり、乾燥しすぎていたりだ。 住民のか方々気がついただろうか。心配だ。 
以前にも書いたがこの石巻のヘドロは石巻が作ったものだと自分は考える。まずは石巻の住民が今まで出した生活排水が海を汚し、沈殿し、漁業が出した排出物、市場の毎日の水流し、魚の解体、、漁船の洗浄。 石巻で巨大な高炉を見た。最初は発電所と見ていた施設、電線が見当たらない。 ひょっとしたら日本製紙の工場のもの? チップにした木片を煮て?製紙にする。その間にヘドロを出し海に見えなく流し、近海の堆積物を増やし、その他の工場も排水で海を汚しあらゆるところで。すべて自分たちで汚したものがこの津波で、一気に攪拌されテレビで見た最初の津波は皆真っ黒だったの覚えているだろう。 製紙工場は自分の記憶だと静岡でも問題を昔起こしていると思う。名前は定かではないが静岡の海にヘドロが堆積したと思うその原因は製紙会社ではなかったかな? いずれにしても人間の都合のために作ったものの副産物がヘドロである。
このような前置きをしたのは、先日浦戸諸島の寒風沢島に入ったとき、漁師さんの定置網に付いたヒトデをはずす手伝いを経験した。 ヒトデは網を傷めるので網にかかり、船にあがったヒトデは熱湯をかけられ殺され、網からはずしやすくされる。網にかかったヒトデは邪魔で仕事の邪魔をするし漁場を荒らすので漁師の天敵だ。 その後陸地で網からはずされ処分される。これまでは同情できるが・・・・・ 定置網1つにヒラメ20枚くらいらしい。 ヒトデはどれくらいだろう?1枚に100匹か? 硬さをなくした、臭いタコのように柔らかなヒトデはまとめられ、最後はどこに行った? 再びきれいなサブサワの海に漁師さん考えず『海にドボーン』 また堆積物が始まるのだ。

せっかく仲良くなった漁師さんに忠告するのも難しい。メディアが頑張ってj欲しい分野だ。

 『人々よ海を汚すな!』




この主婦の漁師さん網をきれいにしていた。前のプラスティックには? 簡単な処理は海に捨てること。原因を追究しないと解決できない・・・・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿