片道およそ1時間半の船旅、緊張することなく癒される時間だ。カモメも餌を待ちながらついてくる。カッパエビセンでもやり、なれはじめると、手の上からでも餌を取る。しかし鋭い口ばしは、素手なら結構痛い。そこで軍手をはめてやることにする。
渡しの航路は日本三景の一つ、松島国立公園で、その観光船が毎日塩竃から出航する。そのコースに近い航路を通って島にわたるので、ボランティアは毎回観光気分になれる。 砂岩でできた上に根を張った松ノ木は自然で美しい。
しかし地元の人によると、毎回の地震で島の形が変わるそうだ。美しくなったり、汚くなったり。上に生えていたであろう松ノ木がなくなっている小さな島も見ることができる。 果たして植わっていたのだろうか?それとも津波でなくなったのだろうか?定かではない。
この島は地震の影響で崩落したようだ。 右の島は松ノ木がまったくない。どうしたのだろう? しかしこれは厳しい自然の現象で、松島にとっては景観が変わるのも変化のひとつ。
左側の岸壁はかなり崩落し様相が変わっている。今回の地震の影響のように見える。 しかし緑の多い左側の斜面にできた岸壁の崩落はまた美しいコントラストを出したようだ。
観光船が作る航跡と船の先端が切る海面で美しい水しぶきがブルーの海面とコントラストを作った。
帰りの退屈な時間をカメラで探ってみた。この航路は七ヶ浜の前を通るので、見覚えのある地点を海上から確認でき楽しむことができる。
地震と津波によって被害を受けた浦戸諸島のひとつ岸壁が傷つき浸水していた。今後は台風や高潮も怖い存在だ。 島自体は太平洋の裏側で津波の被害は少なかったようだ。
当日、寒風沢(サブサワ)に渡ったとき東京大司教区の幸田補佐司教さまと、カリタスジャパンの稲
江さんが同行し、寒風沢(サブサワ)を視察された。少しお話をすることができ、不満も言えた。
当日はいろいろハプニングがあり、多くのボランティアの弁当の入ったクーラーボックスを忘れたおかげで、寒風沢(サブサワ)組は全員、昼ごはんが食べられなかった。司教様もひもじい思いをされただろう。お忍びでこられたことがよかった。今後少しその影響があるのかな?
これも今回の地震で崩落したようなシーンだ。島の頂点が多分向こう側に落下したのだろうか?島の様相が変わっているようだ。 青空、青い海に砂岩の島がコントラストを作ってくれた。
これは餌を探して飛翔するウミネコを捕らえて、飛ぶ姿の美しい羽を狙って撮影した。滑空するよりやはり鳥は羽をスイングしてほしいものだ。 ボランティアの誰かが下で餌を投げている。
PS
弁当を忘れた話を船内で話していると、急に後ろの乗客から、急にパンの差し入れがあった。びっくりしたがご好意に甘えていただくことにした。後でまたその家族に会うことができた『ありがとうございましたと挨拶ができてよかった』東北の人の心の暖かさを感じることのできた1日だった。
『本当にありがとうございました。』 これも全部昼飯は全部働くグループにあげてしまった。
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