岩手県大槌町の被災地に残された数えるばかりの建築の中で、大槌町ベースの近くのビルを先日解体し始めた。 大型のユンボが朝方に、このビルを目指して移動し始めたので、そろそろ始まるかなと疑問を持っていたがその日の午後には解体がどんどん進行し、早めに記録をと感じ、撮影した。 このビルは何だろうか、定かではないが、いずれは地元の方に確認をしたいと考えています。 解体は多分自分が帰る2月の始めには終わるであろう。
被災地の現場にはコンクリートを破砕して種わけをする機械が何台か入り、コンクリートの基礎をリサイクルし始めた。
これらの中の最後の写真は次の日の写真で、屋上につながる階段の上を引きずり降ろし始めたものだ。
このビルも多分1年近くかかって完成したのだろうが、解体は1週間ほどで完了してしまうだろう。
解体現場の裏からみたビルだが、それほど進んでいないと考えていた。 現場に近づくのは迷惑がかかるので、少しはなれながら、撮影した。
しかしこの重機の威力は、以前学校の解体を見て感心したことを思い出させた。 1日でご覧のように外壁ははぎ落とされ、解体が想像以上に進行していた。
すでに解体は裏側の四階までの外壁が剥ぎ取られて鉄骨がむき出しになっていた。
内部の什器やインテリア、家財道具はすでに運び去られたのだろうか? あまりそれらしいものは見えない。
重機のカニの手はコンクリートを握りつぶし、内部のものは引きずりだし。種類別に手際よく選別して行く。
重機のオペレーターも専門家で危険を察知しながら、どんどん仕事を進行させている。 明日大槌町に帰るのだが、多分このビルは見ることがないだろう。
これは二階の床板の解体に入っているユンボだ。建物の鉄骨を残し、まずは周囲から、次に内部、そして最後は鉄骨をはずして解体が終了するだろう。
これは初日のビルディングの解体現場だ。 被災地ではフェンスを作ることなく、一気に解体しているのが現実だ。
次の日の朝の写真だ。 屋上に出る、踊り場の一部を引きずり落とし始めたが、なかなか本体からはなれず、安全性を考慮に入れながら、引っ張っていた。
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