2013年7月25日木曜日

昨年自分が描いたスケッチはこれくらいでした。 20110518 石巻の被害

暑いですね、皆様いかがお過ごしですか? 大分県の中津市雨が2週間ほど降っていません。 畑をやっている者にとって困っています。 農家の方々苦労されていると推測します。 野菜ができませんね。 キュウリが変形しています。 土地の亀裂がひどく水分不足が土地を見るだけでわかります。 今日も35度以上でしょう。


ここは奥松島の鳴瀬地区で元水田であったところのようだが、今回の震災で陥没し、まるで東南アジアの大きなエビの養殖場のような雰囲気、巨大な池が出現したようにも見えるところで、中心を1.5mほど盛土して自動車の道路を作り海水を数台のエンジンで排出しているが、大潮や雨が降ると瞬く間に元に戻ってしまい、3年経っても回復できていません。
その中にとり残された1軒の住宅らしき建物がいまだ残っています。


これは石巻の住宅地です。 海に近い部分はほとんど全壊で、このあたりは津波が入ってきているが威力をなくした部分らしく建物は津波に耐え残っています。 ガレキを津波が押し流してきているので建物の外壁を壊したり、傷つけています。


海の近くの破壊された住宅やその他のガレキが津波で一緒に押し流されてきたので、終点には多くのガレキが取り残されています。その中で弱い建物も壊されています。


大きな建物は学校でしょうか自治体の建物でしょうか。 鉄筋コンクリートの建物は比較的この震災の津波に耐えて残ったものが多かったようです。 今後の津波を考えうと鉄骨より鉄筋コンクリートの建物を作るべきでしょう。


住宅地もご覧のように津波で流されたり、大きく傾いたり、今回の津波のパワーには驚かされることが多かったと思います。 自動車などもひとたまりもなく壊れ、流されましたね。


津波はただ海水だけではなく、自分で壊したものを全て押し流してきますので大きな抵抗となり、奥深いほど破壊力をまして壊してゆきました。 建物の被害を見るだけで、津波の通過した場所がおおよそ推測できます。


壊された建物が押し流され、津波の海水で押し流されて次の抵抗を巨大な力で押しますからそれに耐えるか、負けて倒壊させられます。


簡単に出来た工場は鉄骨を残して外壁は簡単に壊され、哀れな姿を呈しています。 機械など重いものは地上階に設置されているので津波の海水に浸ると使えなくなり被害を増大させます。


全開した住宅の土台を確認できるくらいで、押し流されたガレキが取り残されています。 多分自分の家のがれきではないでしょうね。


すぐ向こうは海と川の接点に近い河口部分で、漁船が沢山係留してあったと思います。それが一気に住宅部分に押し流されていますからそれらも凶器となり、破壊の手助けをしています。 このあたりにはたくさんの船や漁船が打ち上げられていました。


古い蔵でしょうか?破壊は免れても曲がってしまいましたね。 蔵の作りは結構強いなと感じさせられました。


現代建築作りが安く、ひどい建築を作っているなと、被災地でいつも悔しい思いをさせられました。 住宅建築をする企業、何かこれらにヒントを得て、自分の建築を見直す心が芽生えたのかな?それを期待しているが可能性は低いと思います。

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